FUJIFILM X-T2を使い始めて約3ヶ月経ちました。
レビューをしてみたいと思います。
FUJIFILM Xシリーズを使い出してからの新製品。
我慢できなくて購入となりました。
X-T1からのスペックアップに期待大でした。
大きさは、X-T1とほぼ同じ、132.5 × 91.8 × 49.2。
ダイヤルが大きくなって操作しやすくなりました。
SDカードを2枚挿入できるデュアルカードスロットが採用されました。
「連続記録」、「バックアップ」、RAWとJPEGの「振り分け」や「動画保存先」の
4種の記録方式が選択できます。
1,630万画素のX-Trans CMOS IIから2,430万画素のX-Trans™ CMOS IIIへ。
画素数が上がったことで、解像度は確実に向上していると思うのですが、
これまでの1,630万画素でも十分な解像度があり、目に見えて良くなっているとは
感じ難いのが正直なところです。
トリミングする場合などは、恩恵があるかもしれません。
今回のX-T2の売りは、フォーカスシステムになってます。
像面位相差エリアは従来モデル面積比で約230%、測距点は49点から91点(最大325点)に拡大されました。
ジョイスティックを使って、フォーカスを簡単に移動させられます。
もちろん、リアダイアルを押せば、拡大表示でピントを追い込めます。
そして、動体追従性能が上がっています。
これまで、ミラーレスはスポーツなど動体には弱いと言われてきました。
最速8コマ/秒(連続記録枚数:JPEG 73枚 RAW:26枚)になっています。
これまでのミラーレスは、連写の時ブラックアウトの時間が長くて、
動体を見失ってました。
連写性能も向上しており、ブラックアウト時間は従来比半分以下に短縮とのこと、
サッカーの試合を撮ってみましたが、遅いレンズでも対応できました。
私的には、これまではサッカーの試合を撮っていたのですが、もう撮らなくなってしまったので、
それほど使わないですが、お子さんを撮られる方は、メリットではと思います。
X-T1では、動画を撮ろうと思わなかったのですが、
X-T2では、4K動画撮影が出来るようになりました。
Macのパソコンに替えて、5Kが見れるようになったこともあり、
積極的に使いたいと思います。
AFの迷いも少なく撮れます。
ただし、高感度での撮影は、ノイズが多くなり厳しいです。
微速度撮影も出来ます。
0.77倍、高精細の「リアルタイムビューファインダー」
236万ドットの高精細有機EL電子ビューファインダは、とっても見やすいです。
防塵・防滴・耐低温仕様、冬景色を撮るのに強い味方です。
3方向チルト式液晶が採用されています。
縦位置でのアンダーからの撮影、滅多にしないけど、便利は便利ですね。
従来の機能ももちろん搭載されています。
ISOオートでの設定を3つ出来ます。
ワイヤレス通信もボタン一つで簡単。フィルムシミュレーションモードは、15モードになりました。
PROVIA/スタンダード、Velvia/ビビッド、ASTIA/ソフト、クラシッククローム、PRO Neg.Hi、PRO Neg.Std、
モノクロ、モノクロ+Yeフィルター、モノクロ+Rフィルター、モノクロ+Gフィルター、セピア、
ACROS、ACROS+Yeフィルター、ACROS+Rフィルター、ACROS+Gフィルター
個人的には、Velvia/ビビッドも彩度が落ち着いた良い感じになりました。
新たにACROSが加わりました。
フィルムで撮影したかのようなナチュラルな”粒状感”とのことです。
良い感じのモノクロ写真が撮れます。
高感度に強いのもXシリースの特徴。
画素数が増えてもノイズ少ない絵が撮れると感じます。
そして、FUJIFILMの特徴である素晴らしい色
ダイナミックレンジも風景を撮る者としてメリットを感じます。
手振れ補正は、レンズだけですのでシャッタスピードを上げての
対応が必要ですが、高感度対応と組み合わせれば何ら問題ないと感じます。
マクロでも同様です。
充電式バッテリーNP-W126S(リチウムイオンタイプ)、X-T1やX-T10と共用できるのは、
何気に嬉しい。
X-T1から画期的に画質がよくなってるという訳ではないですが、
操作性が大きく改善されています。
ミラーレスだからといった点は、無くなってきているのを感じます。
FUJIFILMのフラグシップとしてよく出来たカメラだと思います。